さくら 咲け
11時になった。
「行かなきゃ!じゃあ私出るね~」
「うん!楽しんで~!」
私がそう言うと、残ってる朱里ちゃんや、裏方の人たちが笑顔で返してくれた。
朱里ちゃんは、13時に休憩だったかな。
中野くんと回るみたい。
「おまたせ~!」
「あ!麻奈ちゃ~ん!」
「ごめんね、ちょっと遅れちゃった
どこ行く?」
「全然待ってないからだいじょーぶ!
私ね、チュロス食べたい!」
「そんなお店あったっけ?」
「あるある!3年生のところだったと思うよ」
「じゃあ行ってみよっか」
「うん!」