僕らの空

メール着信音がなった。

『今日散歩しよ☆?』

桜だった。

誰?とコーラを飲みながら圭介が尋ねる。

「桜。ってことで今日は帰るわ。また今度話し聞かせろよ?笑」

はいはーい。と手を振っている圭介に両手を合わせて謝ってファミレスの席を立った。

家まで自転車を飛ばしてく。

なんとなく桜に聞いてほしい相談があった。


家の前にはすでに桜がいた。

「おそーい。」

携帯の時計を見る。
ファミレスから家までは飛ばせば10分で着くはずだ。

しかし、桜のメールからもう20分弱かかっている。

「しかも息切れてるし!笑」

昔から体力には自信がある俺だった。

「ばーか!夏だからだろーが。笑」
「へぇ…ならいいけど!」


そのあと俺は麻美のことを話してみた。
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