【短編】カラダだけはあなたのもの
高校のときに出会った俺と美緒。
美緒は少しぽっちゃりとしている。
もっと痩せたら、きっともっとモテるだろう…と思うくらい
美緒の顔は太っている割には崩れていない。
もっと痩せたほうが健康のためにはいいと思う。
そう言うと、君は怒る。
プイっと、そっぽを向いて。
でも、君の機嫌はすぐなおり、
イタズラっぽく俺を上目遣いで笑顔で見つめてくる。
その表情、仕草が俺を虜にすること
君はわかっているだろうか?
いや、気づいていない。
俺が君を想っていることも、
俺が傷ついていることも。
なぁ、他の男と関係もつな。