嫌いなアイツ。
ただ、俺たちは別れるまでがとても速かった。
俺が子供過ぎて、れいらの邪魔になるから俺から別れを告げたんだ。
れいらは歌手を本気で目指す天才美少女だった。
俺は夢を聞いて邪魔をしたくないと思った。
あんなに好きな人から俺は離れた。
"支える"それが出来なくて、"離れる"を選んだんだ…
「れいら、俺達別れよう」
俺はれいらの顔を見て言った。
「な、なんで…?」
泣きそうな顔で俺を見てくるれいら
「俺はお前が嫌いなんだよ」
俺はれいらが一番傷つく言葉を投げたんだ。
「本当に好きになったのるかが初めてなのに、そんなすぐに忘れられないよ…」
それでも必死に別れたくないって訴えてくる彼女が俺は愛おしくて抱きしめたくて…でもそれが出来ない。
「もう終わりなんだよ。
じゃーな」
そうして泣いているれいらを…俺が一番愛した女を置いて俺はれいらの前から消えた…