クールな上司に愛されたなら
1 1:不安な男
マンションに戻ると
春樹さんがすぐに出迎えてくれた
「ちょ、ど、どうしたの」
というよりは、またもや抱きしめられた
今日の春樹さんは甘々ですね
「なぁ、滝本のこと好きか」
「好きだけど、友達としてね」
「あいつのとこへ行くのか」
「行かないって
あのね、私が好きなのは春樹さんなの
行くわけないじゃん」