狂愛社長に溺愛されてます

✱執拗な

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「夜はご飯でも行こう」


「それはあたしには……「拒否権はないよ」


「ですよね」



熱樹さんとこうしているようになって、1週間。
熱樹さんの言うことは絶対で、断ることは許されない。



「楓」


「はい?」



最近、熱樹さんはあたしのことを「君」ではなく「楓」と呼び捨てで呼ぶようになった。
落ち着いて返事をしているが内心はドキドキだったりする。



「これ、まとめといて」


「あ、はい」



そしてちゃんと仕事もくれる。
あたしがちゃんと仕事が出来ない環境が退屈だと感じているのを知っているから。



「夜はおいしいもの食べに連れてってあげるから」



ポンっとあたしの頭を叩く。



「……楽しみにしてます」



こうして熱樹さんはあたしの頭によく触れる。
その度にあたしがドキドキしてることを彼はしらないんだ。

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