狂愛社長に溺愛されてます
「名前で呼んでもいいかな?」
急に熱樹さんが不安そうにあたしを見る。
「君よりも名前のほうがいいです」
「……ん。じゃあ、楓」
「……っ」
〝楓〟
熱樹さんの呼び方はなんだか独特な気がして。
自分の顔が赤くなっていくのがわかる。
なんで名前を呼ばれたぐらいでこんなにもドキドキさせられているのだろうか。
「楓?」
繋がれてない方の手で、あたしの頭を撫でる。
「手錠はいつまで……?」
「俺のことを好きって言うまでかな?」
「それじゃあずっと離れないじゃないですか」
熱樹さんにたくさんドキドキはしてる。
でもまだ好きにはなれていないし、ならないと思う。
胸だってきゅうっとなるし、切なくもなる。
でも、違うの。
風詩に感じる恋心とは全然違う気がする。
「楓は必ず俺を好きになるよ」
「……どうしてそんな……んっ」
反論をしようと顔をあげれば、目の前にあった熱樹さんの顔が近づいてきて唇を塞がれる。
急に熱樹さんが不安そうにあたしを見る。
「君よりも名前のほうがいいです」
「……ん。じゃあ、楓」
「……っ」
〝楓〟
熱樹さんの呼び方はなんだか独特な気がして。
自分の顔が赤くなっていくのがわかる。
なんで名前を呼ばれたぐらいでこんなにもドキドキさせられているのだろうか。
「楓?」
繋がれてない方の手で、あたしの頭を撫でる。
「手錠はいつまで……?」
「俺のことを好きって言うまでかな?」
「それじゃあずっと離れないじゃないですか」
熱樹さんにたくさんドキドキはしてる。
でもまだ好きにはなれていないし、ならないと思う。
胸だってきゅうっとなるし、切なくもなる。
でも、違うの。
風詩に感じる恋心とは全然違う気がする。
「楓は必ず俺を好きになるよ」
「……どうしてそんな……んっ」
反論をしようと顔をあげれば、目の前にあった熱樹さんの顔が近づいてきて唇を塞がれる。