狂愛社長に溺愛されてます
「まぁ、行こうか」
「どこに?」
「どこって……会社行かねーのかよ」
風詩が呆れたように笑う。
「あ、うん。行くね、それは。準備してくる!」
慌てて、洗面台へと向かう。
「俺も歯磨きさせてー」
後ろから風詩もついてくる。
「予備の歯ブラシあるよ。はい」
棚から新品の歯ブラシを出して、風詩に渡す。
「さんきゅ」
あたしの手から歯ブラシを受け取る。
「はい、歯磨き粉」
自分の歯ブラシに歯磨き粉を付けてから風詩に渡す。
入社してから一人暮らしをはじめたあたしの家に誰かが泊まるのは初めてで。
誰かと歯磨きをすることもなかった。
「なんかこうしてると一夜を共にしたカップルだな」
「バカッ」
鏡に映る、あたしと風詩が隣合って歯磨きをしている姿。
たしかにテレビとかで見た事のある光景。
いや、一夜を共にしたからってなにかがあったとは限らないわけだし。
一夜を共にしたのは嘘ではない。
「どこに?」
「どこって……会社行かねーのかよ」
風詩が呆れたように笑う。
「あ、うん。行くね、それは。準備してくる!」
慌てて、洗面台へと向かう。
「俺も歯磨きさせてー」
後ろから風詩もついてくる。
「予備の歯ブラシあるよ。はい」
棚から新品の歯ブラシを出して、風詩に渡す。
「さんきゅ」
あたしの手から歯ブラシを受け取る。
「はい、歯磨き粉」
自分の歯ブラシに歯磨き粉を付けてから風詩に渡す。
入社してから一人暮らしをはじめたあたしの家に誰かが泊まるのは初めてで。
誰かと歯磨きをすることもなかった。
「なんかこうしてると一夜を共にしたカップルだな」
「バカッ」
鏡に映る、あたしと風詩が隣合って歯磨きをしている姿。
たしかにテレビとかで見た事のある光景。
いや、一夜を共にしたからってなにかがあったとは限らないわけだし。
一夜を共にしたのは嘘ではない。