狂愛社長に溺愛されてます
「なにをしたらいいのか……」
現在の時刻は10時。
時計の針の動く音だけがこの部屋に響いてる。
昨日まで営業1課の新入社員として、色々教えこまれていたあたしは急にやることがなにもなくなってしまってどうしたらいいのかわからない。
「電話なんてならないし」
電話番とは名ばかりで。
社長が出ていってから1度も電話の音がなったことはない。
「あ……」
ふと社長のデスクが目に入る。
「ん?」
1枚の紙切れが置いてあって
〝電話なんて大してこないから、ヒマなら社内探検でもしていいぞ〟なんて社長の達筆な文字で書いてある。
「探検って……」
小学生じゃないんだから。
でも、思えば営業1課の部屋にいく以外ほぼ会社を歩いたことがないかもしれない。
「社内を知ることも秘書の仕事のうちよね」
なんて理由をつけて、社長室から出てみる。
昨日までいた部署へ立ち寄ってみようか。
現在の時刻は10時。
時計の針の動く音だけがこの部屋に響いてる。
昨日まで営業1課の新入社員として、色々教えこまれていたあたしは急にやることがなにもなくなってしまってどうしたらいいのかわからない。
「電話なんてならないし」
電話番とは名ばかりで。
社長が出ていってから1度も電話の音がなったことはない。
「あ……」
ふと社長のデスクが目に入る。
「ん?」
1枚の紙切れが置いてあって
〝電話なんて大してこないから、ヒマなら社内探検でもしていいぞ〟なんて社長の達筆な文字で書いてある。
「探検って……」
小学生じゃないんだから。
でも、思えば営業1課の部屋にいく以外ほぼ会社を歩いたことがないかもしれない。
「社内を知ることも秘書の仕事のうちよね」
なんて理由をつけて、社長室から出てみる。
昨日までいた部署へ立ち寄ってみようか。