アラジン 〜in High school~
「せっかく染めたけどほかの色にしないとバレるよなぁ。カツラはまずいし」

「黒にする。」

「え?」

「少しでも真面目な感じ出したいから黒にする。」

「お、おう」

もし澄花と会った日俺が真面目な感じだったらあんなふうに引き離されることはなかったかもしれない。

この髪色は好きだけど澄花のためだったらどんなことでもする。

「あとカラコンもするよ。何色にする?」

「英二に任せる」

「うーん、じゃあハーフ系で行こう。」

「明日会いに行きたい」

「えっ!?じゃあ今日髪染めなきゃだよ?」

「いいよ。買ってくるわ」

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