好き、好き。あなたが好き


「望愛のくせに生意気だな」

「え…!?」

腕をグイッと引っ張られ、唇に柔らかくて温かいものが触れた。

い…今のー…

キス!?

どういうこと…

「俺に彼女はいないし、俺に好きだと言わなくなった望愛は嫌いだ」


彼女がいない…



「え!!!??」


大きな声が出てしまった。

「バカ、授業中」

大きな手で、口を塞がれる。



もう頭の中がパニックだ。


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