わたしは今日もあなたの隣で


私は無言でぺこり、と頭を下げる。


祐美さんは私たちよりも二つ年上の高3だ。


美人で、スラッとしていて、頭も良くて。


…ナオくんの、彼女だ。


彼女に向けられるナオくんの優しい眼差しを見るたびに思う。


祐美さんは、私にないものをたくさん持っているんだって。

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