シンシアリー
「ゼノス様。もう一度、わたしを・・・愛してくださいませ」
「あぁ・・アレッシア・・」
「はい。わたしはここにおります。わたしだけを見て・・・大公様・・・」
「アレッシア・・おまえといる時間は、なんという・・至福の、ひと時か」
「あっ!ゼノス様!もっと!もっと強く・・・!」
・・・わたしが欲しいのは、ある程度の地位と、安定した暮らし。
たとえ貴族という地位があっても、没落寸前の実家をあてにすることなどできない。
だとしたら、自らの力で手に入れるしかない。
だからわたしは、側室に入ってからの5年間、この体を武器にして、快楽の技術を磨いてきた。
欲しいものを手に入れるため、そしてわたし自身が楽しむため、そしてわたしの体が悦ぶために。
でなければ、好きでもなく、地位だけが立派なだけの男性どもにこの体を捧げても、後でわたしの気持ちが萎えるだけだったから。
そんなわたしの努力が、ようやく実る時がやって来た。
欲しいものを得るチャンスが、向こうからやって来た。
「あぁ・・アレッシア・・」
「はい。わたしはここにおります。わたしだけを見て・・・大公様・・・」
「アレッシア・・おまえといる時間は、なんという・・至福の、ひと時か」
「あっ!ゼノス様!もっと!もっと強く・・・!」
・・・わたしが欲しいのは、ある程度の地位と、安定した暮らし。
たとえ貴族という地位があっても、没落寸前の実家をあてにすることなどできない。
だとしたら、自らの力で手に入れるしかない。
だからわたしは、側室に入ってからの5年間、この体を武器にして、快楽の技術を磨いてきた。
欲しいものを手に入れるため、そしてわたし自身が楽しむため、そしてわたしの体が悦ぶために。
でなければ、好きでもなく、地位だけが立派なだけの男性どもにこの体を捧げても、後でわたしの気持ちが萎えるだけだったから。
そんなわたしの努力が、ようやく実る時がやって来た。
欲しいものを得るチャンスが、向こうからやって来た。