シンシアリー
継母のアレッシアに言ったところで、溺愛している息子のヘルメースの味方をするどころか、ヘンな文句を並べ立てられた挙句、逆に叱られるだけだと分かっているレティシアは、「お父様には絶対言わないでね」と前置きをした上で、ヘルメースにまた、因縁をつけられたこと、二の腕をきつく掴まれたこと、突き飛ばされたこと、大切にしていたフクロウの羽根ペンを盗られてしまったこと、全てをセイヴィアーとエイダに打ち明けた―――。
< 157 / 365 >

この作品をシェア

pagetop