シンシアリー
「図書室」と呼ばれる部屋で、ゼノス大公が所有している膨大な本を読むことを楽しみとしていたレティシア姫は、1歳になる直前から、言葉を発するようになっていた。
それも1つの単語ではなく、2・3の単語をつなげた1つの文章をすらすらと、である。
3歳になる頃には、すでに「図書室」の本の3分の2を読破し、そして4歳の頃から、母国語以外の外国語も流暢に話せるようになっていた。
レティシアは、本から読むことを学び、そして書くことも、本を見ながら独自に習得していった。
いかにもレティシアらしいと言える、こんな逸話(エピソード)がある。
『お父さま。ちょっとよろしいですか』
『あぁレティシアか。どうしたのだ?』
『あのぅ・・おねがいがあるのです。欲しいものがあって・・』
『申してみよ』
『羽根ペンが欲しいのです』
『な・・なんと・・・!』
それも1つの単語ではなく、2・3の単語をつなげた1つの文章をすらすらと、である。
3歳になる頃には、すでに「図書室」の本の3分の2を読破し、そして4歳の頃から、母国語以外の外国語も流暢に話せるようになっていた。
レティシアは、本から読むことを学び、そして書くことも、本を見ながら独自に習得していった。
いかにもレティシアらしいと言える、こんな逸話(エピソード)がある。
『お父さま。ちょっとよろしいですか』
『あぁレティシアか。どうしたのだ?』
『あのぅ・・おねがいがあるのです。欲しいものがあって・・』
『申してみよ』
『羽根ペンが欲しいのです』
『な・・なんと・・・!』