シンシアリー
「だから剣術の稽古をするんだよ。もしかすると、この僕が、“首切り”をやっつけることができるかもしれないだろう?あぁ、もし僕が、“首切り”に出くわしたら、の話だけど」
自分の考えに“満足”したのか。ヘルメースはニヤッと笑った。
その笑みを見たアレッシアは、背筋をゾクッと震わせる・・・。
「で、でもね、ヘルメース。やっぱり護衛をつけた方が良いわ」
「嫌だ。僕はずっと“監視”されたくない」
「でもあなたは公子なのよ。次期大公になる大切な身なのだから。大公様も何か仰ってくださいな」
「公子だって行動の自由が必要だ。だから護衛はいらない」
自分の考えに“満足”したのか。ヘルメースはニヤッと笑った。
その笑みを見たアレッシアは、背筋をゾクッと震わせる・・・。
「で、でもね、ヘルメース。やっぱり護衛をつけた方が良いわ」
「嫌だ。僕はずっと“監視”されたくない」
「でもあなたは公子なのよ。次期大公になる大切な身なのだから。大公様も何か仰ってくださいな」
「公子だって行動の自由が必要だ。だから護衛はいらない」