シンシアリー
「・・・怖いわ、ユーグ。私、まだ・・こんな形で死にたくない」とレティシアは言いながら、ますますユーグの方へその身を寄せた。
そんなレティシアを横抱きにしていたユーグは、自らの決意を込めるかのように、両手にグッと力を入れて、レティシアをしっかりと抱きしめた。
そして、「・・・俺がそんなことさせません。姫様の身は俺が必ず護り抜きます。どうぞご安心ください」と、レティシアの耳元で囁いた。
途端、レティシアの全身に温もりが広がる。
「・・・不思議ね」
「え?」
「あなたからそう言われると、何故か大丈夫だと思えるから。きっと、あなたのことを心から信頼しているから、かしらね」
ようやくレティシアが笑みを浮かべてくれたことに、ユーグは心から安堵をした。
そんなレティシアを横抱きにしていたユーグは、自らの決意を込めるかのように、両手にグッと力を入れて、レティシアをしっかりと抱きしめた。
そして、「・・・俺がそんなことさせません。姫様の身は俺が必ず護り抜きます。どうぞご安心ください」と、レティシアの耳元で囁いた。
途端、レティシアの全身に温もりが広がる。
「・・・不思議ね」
「え?」
「あなたからそう言われると、何故か大丈夫だと思えるから。きっと、あなたのことを心から信頼しているから、かしらね」
ようやくレティシアが笑みを浮かべてくれたことに、ユーグは心から安堵をした。