シンシアリー
「え?でもこれ・・」
「メアリーと俺からの祝いの品として差し上げます。持って行ってください」
「まあ・・ありがとう。道中長いから、時々読むことにするわ」
「・・・遠く、離れ離れになってしまうけど、貴女のことは決して忘れない。今度は俺が、貴女の“想い”を引き継いでも良いですか?」
「・・・貴方になら、託すことができます。この国のこと、これから・・頼みます」
レティシアとナサニエルは、これまで築き上げた友情を確かめ合うようにお互いの瞳を見つめ合いながら、硬く握手を交わした。
そしてついに、最後の“友人”に向き合った。
「メアリーと俺からの祝いの品として差し上げます。持って行ってください」
「まあ・・ありがとう。道中長いから、時々読むことにするわ」
「・・・遠く、離れ離れになってしまうけど、貴女のことは決して忘れない。今度は俺が、貴女の“想い”を引き継いでも良いですか?」
「・・・貴方になら、託すことができます。この国のこと、これから・・頼みます」
レティシアとナサニエルは、これまで築き上げた友情を確かめ合うようにお互いの瞳を見つめ合いながら、硬く握手を交わした。
そしてついに、最後の“友人”に向き合った。