シンシアリー
「あぁいえその・・目の付け所がいかにも知的な姫様らしい、と」
「そう。それでアンドゥーラとエストゥーラは、絹を通じて交易を行うようになったの」
「そうでしたか。それほどまでに運河の功績が大きいのであれば、反対の東側の海にも運河を作れば良いのに・・と思った俺は単純過ぎるでしょうか、姫様」
「いいえユーグ。単純どころか、とても素直な発想だと思うわ。私が聞いたところによると、東側の海にも運河を作っているそうよ。でも、まだ完成してはいないのですって」
「でしたら、姫様は運河の製作過程に携わることができるかもしれませんね」
「そうね・・見学するくらいだったら。それくらいの自由が認められれば良いのだけれど・・」
「大丈夫でしょう、それくらいの事ならば」
「・・・そうよね」
驚いているユーグを安心させるように、レティシアは微笑んだ。
「そう。それでアンドゥーラとエストゥーラは、絹を通じて交易を行うようになったの」
「そうでしたか。それほどまでに運河の功績が大きいのであれば、反対の東側の海にも運河を作れば良いのに・・と思った俺は単純過ぎるでしょうか、姫様」
「いいえユーグ。単純どころか、とても素直な発想だと思うわ。私が聞いたところによると、東側の海にも運河を作っているそうよ。でも、まだ完成してはいないのですって」
「でしたら、姫様は運河の製作過程に携わることができるかもしれませんね」
「そうね・・見学するくらいだったら。それくらいの自由が認められれば良いのだけれど・・」
「大丈夫でしょう、それくらいの事ならば」
「・・・そうよね」
驚いているユーグを安心させるように、レティシアは微笑んだ。