シンシアリー
「え?何故」
「それは・・宰相は国王になって、自分の意のままに国を動かす気であると。だからあのような邪心に満ちた悪党を国王の座に就かせてはいけません、って」
「悪党、ですか」と呟いたレティシアに、コンスタンティンは小さく頷いた。
「でも僕は、宰相は悪党ではないと思う。だって宰相は、自分の利益にしかならないような議題を無理矢理押し通すような事も全然しないから。それに、宰相が僕に言う事は、政治のことや国の現状もあまり分かってない僕でさえも、尤もだと思える事ばかりだし」
「つまりそれらは、国が発展するためであり、国民たちがより良く暮らすための案であると」
「その通り。だから僕は、宰相の言うまま同意をしても、不服には思っていない。ただ、プリヤの言う事も、何となくだけど引っかかって・・」
「心の底から信用できない?」
「それは・・宰相は国王になって、自分の意のままに国を動かす気であると。だからあのような邪心に満ちた悪党を国王の座に就かせてはいけません、って」
「悪党、ですか」と呟いたレティシアに、コンスタンティンは小さく頷いた。
「でも僕は、宰相は悪党ではないと思う。だって宰相は、自分の利益にしかならないような議題を無理矢理押し通すような事も全然しないから。それに、宰相が僕に言う事は、政治のことや国の現状もあまり分かってない僕でさえも、尤もだと思える事ばかりだし」
「つまりそれらは、国が発展するためであり、国民たちがより良く暮らすための案であると」
「その通り。だから僕は、宰相の言うまま同意をしても、不服には思っていない。ただ、プリヤの言う事も、何となくだけど引っかかって・・」
「心の底から信用できない?」