シンシアリー
「熱があるだけなのですか?他に何か、喉の痛みや腹痛等といった症状は」
「ございません」
「そう」
「ですから、今週いっぱいは絶対安静にされてください、コンスタンティン様」
「そんなに休む必要はない。でも・・今日はレティシアだけでルクソスを訪問しに行っていいよ。ずっと行きたがってたでしょ?」
「いいえ。ルクソスへはまた後日、改めて訪問することにします。貴方は何も心配しないで、ゆっくりお休みになってください」
レティシアは、コンスタンティンを安心させるように微笑みながら、彼の頬に、そっと手を当てた。
その光景は、仲睦まじい夫婦というより、姉と弟のように見えることに、ユーグは密かにホッとする。
「ございません」
「そう」
「ですから、今週いっぱいは絶対安静にされてください、コンスタンティン様」
「そんなに休む必要はない。でも・・今日はレティシアだけでルクソスを訪問しに行っていいよ。ずっと行きたがってたでしょ?」
「いいえ。ルクソスへはまた後日、改めて訪問することにします。貴方は何も心配しないで、ゆっくりお休みになってください」
レティシアは、コンスタンティンを安心させるように微笑みながら、彼の頬に、そっと手を当てた。
その光景は、仲睦まじい夫婦というより、姉と弟のように見えることに、ユーグは密かにホッとする。