シンシアリー
レティシアがイリーナに同意するように笑顔で頷きながら「そうですよ」と言ったのに対し、彼の教育係であるプリヤンカは、堅物女らしく「コンスタンティン様に対して、そのような馴れ馴れしい言葉を遣ったり態度を取るのは止しなさいと、何度注意すれば分かるのですか!」と叱責した。
「・・すみません・・」
「良いじゃないか。この方がイリーナらしくて」
「でも」
「イリーナはこのままで良いと、僕が言ってるんだ。これ以上僕とイリーナを困らせないでくれ、プリヤ」
「・・・かしこまりました。申し訳ございません、コンスタンティン様」
「も、申し訳ございませんっ、コンスタンティン様」
「良いんだって。おまえのおかげでほら。不味さを感じる暇もなく、一気に全部飲めた」
「わぁ良かった!・・・です」
「イリーナ」
「はいっ?王妃様」
「このお薬は何?」
レティシアはイリーナに聞いたのだが、「ショウガです」と答えたのは、プリヤンカだった。
「・・すみません・・」
「良いじゃないか。この方がイリーナらしくて」
「でも」
「イリーナはこのままで良いと、僕が言ってるんだ。これ以上僕とイリーナを困らせないでくれ、プリヤ」
「・・・かしこまりました。申し訳ございません、コンスタンティン様」
「も、申し訳ございませんっ、コンスタンティン様」
「良いんだって。おまえのおかげでほら。不味さを感じる暇もなく、一気に全部飲めた」
「わぁ良かった!・・・です」
「イリーナ」
「はいっ?王妃様」
「このお薬は何?」
レティシアはイリーナに聞いたのだが、「ショウガです」と答えたのは、プリヤンカだった。