シンシアリー
「あ、あの・・国王、様?」
「心配しないで、イリーナ。僕は頭がおかしくなったんじゃないよ。本当に」
「ええ。国王様なら大丈夫。イリーナ」
「はっはい!?」
「あなたを信じた上で今、ここで、少しずつ“真実”をさらけ出しているところだけど、このことはまだ誰にも言ってはダメよ」
「も、もちろん・・・」と呟いたイリーナは、ついに泣き出してしまった。
「すみませ・・でも、うれしくて・・・よかった、ほんと、に・・・国王様の、御病気が、すっかり良くなられて・・・」
3人は、まだコンスタンティンが“重症から一気に全快した”と信じきっているイリーナのことを、あぁやはり・・・という想いで見ながら、苦笑を浮かべていた。
同時に、“コンスタンティンが回復した”ことを、涙を流して喜んでいるイリーナは、純粋な心の持ち主であること、そしてコンスタンティンのことを、国王という立場に関係なく、一人の人間として本当に気にかけてくれているのが改めて分かったことで、イリーナのことは、やはり自分たちの「味方」と見て良いと判断できたのだった。
「心配しないで、イリーナ。僕は頭がおかしくなったんじゃないよ。本当に」
「ええ。国王様なら大丈夫。イリーナ」
「はっはい!?」
「あなたを信じた上で今、ここで、少しずつ“真実”をさらけ出しているところだけど、このことはまだ誰にも言ってはダメよ」
「も、もちろん・・・」と呟いたイリーナは、ついに泣き出してしまった。
「すみませ・・でも、うれしくて・・・よかった、ほんと、に・・・国王様の、御病気が、すっかり良くなられて・・・」
3人は、まだコンスタンティンが“重症から一気に全快した”と信じきっているイリーナのことを、あぁやはり・・・という想いで見ながら、苦笑を浮かべていた。
同時に、“コンスタンティンが回復した”ことを、涙を流して喜んでいるイリーナは、純粋な心の持ち主であること、そしてコンスタンティンのことを、国王という立場に関係なく、一人の人間として本当に気にかけてくれているのが改めて分かったことで、イリーナのことは、やはり自分たちの「味方」と見て良いと判断できたのだった。