シンシアリー
「それだけではありませんぞ、国王。こ奴は貴方様のご両親を殺害した罪も償わなければならない!」
「そうだそうだ!」
「どうする?コンスタンティン」とシャハール国王に聞かれたコンスタンティンは、「もちろん罪は償ってもらいます」と言った。

「おまえもだ、プリヤ。おまえはクリストフの陰謀を知っていただけでなく、その陰謀に加担していた。更に僕まで殺そうとしたんだ。罪は重いぞ」
「・・・く・・・」

歯を食いしばって、恐らく自分たちの野望が達成できなかったことに対して悔しがるプリヤンカの顔は、とても醜く、恐ろしかった。
元老院の議員の一人が思わず「悪魔・・」と呟いたのも無理はない。

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