シンシアリー
「何っ!?学校に行きたい、と・・・?」
「まあ。あなたは女なのよ。これ以上勉強してどうするの。もっと知識を身につけたところで、それらを活かす場など、これから先のあなたにはないのよ。それも分からないの?まったく・・」

わざとらしくため息をついて、嘆きの表情を浮かべるアレッシア現公妃に賛同、というより便乗して、「母上の言うとおりだ。分をわきまえろ、愚か者め」とヘルメース公子が言った。

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