シンシアリー
家族の愛情、そして再会
論理学の校舎は、中央部―――国の中心地―――寄りの、南東部にある。
北部の学校に通い始めた頃、安全を配慮して、レティシア姫には護衛の騎士が二人、常についていたが、先生や生徒たちは皆、レティシアのことを「姫だから」と特別扱いせず、学友として、また、一生徒として接していたので、1ヶ月後には、レティシアが学校の行きと帰りの時だけ、騎士がお供をする形に変わっていた。
その形は、姫が論理学を学び始めたときにも変わらなかったが、ただ一つだけ「ちょっとした変化」と言えることがあるとすれば、レティシアの学校の帰り時に、セイヴィアー騎士長官がお供をする機会が増えたことだろうか。
単に、セイヴィアーと妻のエイダが暮らしている家が、割と学校の近くにあるという理由なのだが。
それでも、レティシア姫が論理学を学び始めたことをきっかけに、姫はちょくちょくセイヴィアーの家に寄るようになった。
北部の学校に通い始めた頃、安全を配慮して、レティシア姫には護衛の騎士が二人、常についていたが、先生や生徒たちは皆、レティシアのことを「姫だから」と特別扱いせず、学友として、また、一生徒として接していたので、1ヶ月後には、レティシアが学校の行きと帰りの時だけ、騎士がお供をする形に変わっていた。
その形は、姫が論理学を学び始めたときにも変わらなかったが、ただ一つだけ「ちょっとした変化」と言えることがあるとすれば、レティシアの学校の帰り時に、セイヴィアー騎士長官がお供をする機会が増えたことだろうか。
単に、セイヴィアーと妻のエイダが暮らしている家が、割と学校の近くにあるという理由なのだが。
それでも、レティシア姫が論理学を学び始めたことをきっかけに、姫はちょくちょくセイヴィアーの家に寄るようになった。