問いかけ。
「やっぱり美晴にちゃんと話そう」


翌朝起きた遥は美晴に話すことを決心した。


「遥。お前に話がある」
「あ、お父さんおはよう。話って?」
「着替えたらリビングに来なさい」



父親からの話は大概めんどくさいものばかりだ。
多分今回の話は学園についてだと思うしちゃんと行こう。



制服に着替えた遥は父親が待つリビングに向かった。
リビングには母親はおらず、父親だけだった。


「お父さんだけなんて珍しいね」
「ああ」


普段から口数が少ない父親に対して遥は何も思わない。
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