問いかけ。
「そういえば、話って?」
「お前…緋の片に行くのか?」
「うん、もう合格通知も来たしどこも滑り止め受けてないし」
「…緋の片に行くのは反対しない。ただ行くにあたって話しておかなくてはいけないことがある」



真剣な表情の父親を見た遥はただ事ではないと思い、すぐ終わる話だと思い立っていたが父親と向き合う形になるように椅子に座った。


「今日卒業式だから早めにお願いね」
「ああ、実は…」


父親、修也が話した内容は

緋の片は伝統的“緋の片”って暴走族が居ること。
緋の片初代総長が学園を作ったため学園の名前と同じだってこと。
その緋の片二代目総長が修也だってこと。
そして四代目総長が行方不明なこと。
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