問いかけ。
屋上には下でまだ騒いでる人たちの声が聞こえる。
誰かが居るはずなのに屋上だけ別世界にある感じがした。



「話ってどうしたの?なにかあった?」
「なんていうか…信じてもらえないかもだけど、私日頃頻繁に頭痛あったでしょ?あれね…」



遥は自分の中にある者、問いかけについて話した。




「…そんなことがあったのね」
「うん…」
「私はさ、最初遥に始めてあったときなんて言ったか覚えてる?」
「私は私一人。他の誰かが私になることなんて出来ないし、私が他の誰かになれるわけでもない。…だっけ?」
「そう!」


遥が覚えていたことに嬉しそうに笑う美晴。
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