問いかけ。
「おはよう遥」
「美晴、おはよう」
「学園決めた?」
「あ、うん。私も緋の片に行くことにした」
「ほんとに!?」
「ほんとだよ」
「じゃあこれからも一緒に居れるね!」



なんて笑う美晴がとても輝いていて私はああなることなんて全然思ってなかったんだ。
美晴が_____なることに。



「おー、西園寺。受験先きめたか?」



学校に入るなり担任に受験先を聞かれる遥。


「緋の片に決めました」
「そうかそうか。頑張れよー」
「はい」


受験…そんなの頑張る必要がない。
だってあんな偏差値最低レベルの学園落ちない奴が居ないのだから。
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