完全不可能告白計画!!
私たちは放課後、
テニス部の主将でもある神條先輩を毎日一緒に見てははしゃいでいた。



私たちだけじゃない。



先輩、後輩問わず、
他の女子や他校の女子まで、放課後の校庭は先輩ファンで溢れかえる。



部活動場所を占領される他部活の男子はたまらないだろうな。



それだけ先輩はすごい人気だ。


「そうだね!ゆり姉!
まぁ、私たちには関係ない話だけどね!!これだけファンがいるんだもん!!美人も多いし。」



アハハー!と私は元気に返した。
……うん。現実って悲しい。




「ゔ!う〜ん…。やっぱりそうなのかなぁ〜…」





…おや?おや、おや?


ゆり姉なんだか歯切れが悪い。
とても複雑そうな苦笑いを返されてしまった。



ゆり姉……もしかして……?
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