【青・超短編・画】#作家リレー小説によせて_りっピーと私
溺愛
りっピーは怒りながら私に言った。
「ひとを圧倒してるともしらず」に
「ボクは元々人付き合いが苦手だ」
だけど「ボクの為に、一生懸命な姿が」
「すき」
というと彼の部屋で床に押し付けられた。
ボクの本当の気持ちは「狂おしい」と
「なんでもお手伝いする」私のセイもあって、口下手な彼は、言葉という高性能なヒトの道具を駆使するのではなく、耐えられないとばかりに、体で訴える。
下にオバサンが居るから、今日は何もしないと言った。
何もされたく無ければ、もうボクに一人で、相対するな
と口走る。
私の髪に指をはわせ、すきながら
「壊れもの」を扱うかの様に慎重に結んでた髪をほどかれた。
私はその時「何かわからない」
気持ちを抱いた。
彼に保定されてたまま。
2017/8/29
「ひとを圧倒してるともしらず」に
「ボクは元々人付き合いが苦手だ」
だけど「ボクの為に、一生懸命な姿が」
「すき」
というと彼の部屋で床に押し付けられた。
ボクの本当の気持ちは「狂おしい」と
「なんでもお手伝いする」私のセイもあって、口下手な彼は、言葉という高性能なヒトの道具を駆使するのではなく、耐えられないとばかりに、体で訴える。
下にオバサンが居るから、今日は何もしないと言った。
何もされたく無ければ、もうボクに一人で、相対するな
と口走る。
私の髪に指をはわせ、すきながら
「壊れもの」を扱うかの様に慎重に結んでた髪をほどかれた。
私はその時「何かわからない」
気持ちを抱いた。
彼に保定されてたまま。
2017/8/29