逆らえない友達~セカンドストーリー~
あたしはふらりと立ち上がり、先生やクラスメイトが止めるのも聞かず学校を飛び出した。


無我夢中で走って、やっとのことで公園に着く。ビニールテープをくぐって薮に入った。


藪の中は、不気味な雰囲気が充満している。


むせかえるような土の香り、歩く度に顔にあたる枝...。


全てが気持ち悪くて、あたしは思わず口元を抑えた。


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