ピーターパンシンドローム

FACT

ファクトファクトリー

『ファクトファクトリー』

造り出して
送り出した
偽物の息で君に訊いた

価値が無いなんて誰が言ったの

此処にいて
生きていて
それが事実

適当に騙してたって
それも事実

咳き込んで吐き出した錆の中にも
生身の僕が混じってて
瞬きすれば
歯車の廻る音がするのに

意味が無いなんて誰が決めるの

日が射して現れる

濁らせて
誤魔化して
背を向ける

余剰に噎せる朝の憂鬱

見つめ返す瞳の奥から
氾濫してる冷たい光

それでも僕は僕のまま
君だって君のまま

全部無かったことになんて
ならないよきっと