夢の言葉と約束の翼(上)【夢の言葉続編⑤】
【約束の日】
結局、あやふやな気持ちのまま……。
ユウさんと約束した日を迎えてしまった。
ヒナタとの仲も相変わらずで……。
ユウさんが着ぐるみショーに誘ってくれた事を話すと、一瞬すごく嬉しそうな表情を浮かべたヒナタも……。私に気を使っているのか、すぐに喜ぶのをやめてしまった。
そして今。
家の建物の下で待ち合わせをしている間も、無邪気に喜ぶヒカルとは反対にヒナタは俯いたまま。
このまま出掛けていいものか、と悩んでいると……。
「アカリ、お待たせ!
ヒナタちゃん、ヒカル君、おはよ!」
「あ〜!ゆーしゃん!」
ユウさんを見付けると、ヒカルは私と繋いでいた手を放して彼の元へ一目散。
ユウさんはそんなヒカルを抱き上げると、いつものように笑顔で高い高いをしてくれる。
嬉しそうな、ヒカルの姿。
私の隣にいるヒナタも、その光景を静かに見つめていた。
結局、あやふやな気持ちのまま……。
ユウさんと約束した日を迎えてしまった。
ヒナタとの仲も相変わらずで……。
ユウさんが着ぐるみショーに誘ってくれた事を話すと、一瞬すごく嬉しそうな表情を浮かべたヒナタも……。私に気を使っているのか、すぐに喜ぶのをやめてしまった。
そして今。
家の建物の下で待ち合わせをしている間も、無邪気に喜ぶヒカルとは反対にヒナタは俯いたまま。
このまま出掛けていいものか、と悩んでいると……。
「アカリ、お待たせ!
ヒナタちゃん、ヒカル君、おはよ!」
「あ〜!ゆーしゃん!」
ユウさんを見付けると、ヒカルは私と繋いでいた手を放して彼の元へ一目散。
ユウさんはそんなヒカルを抱き上げると、いつものように笑顔で高い高いをしてくれる。
嬉しそうな、ヒカルの姿。
私の隣にいるヒナタも、その光景を静かに見つめていた。