夢の言葉と約束の翼(上)【夢の言葉続編⑤】
【中庭】
散歩、といってももう夜なので遠くには行けない。
私達は邸の庭に出ると、手を繋いでゆっくりと歩き始めた。
静かな夜の空間。
特に会話を交わす事もなく少し歩いていると、
手を引かれるようにしていた私にジェイクが声を掛ける。
「モニカ。ほら、空を見てごらん?」
「え?……あ!わぁ〜!!」
その言葉に俯いていた顔を上げると、その先にはキラキラと輝く星が夜空一面に広がっていた。
思わず足を止めて見惚れていると、ジェイクが繋いでいるのとは逆の手で私の肩掛けを直しながら言葉を続ける。
「今夜はね、星が特に綺麗に見える日なんだって。モニカと一緒に見たくてさ」
そう言った彼に目を向けると、夜の薄暗闇でも分かるくらいに真っ赤な顔。
照れ屋の癖にいつも頑張って私の前では格好良く在ろうとするジェイク。
そんな彼がなんだか可愛くて、私は思わずふふっと笑った。
散歩、といってももう夜なので遠くには行けない。
私達は邸の庭に出ると、手を繋いでゆっくりと歩き始めた。
静かな夜の空間。
特に会話を交わす事もなく少し歩いていると、
手を引かれるようにしていた私にジェイクが声を掛ける。
「モニカ。ほら、空を見てごらん?」
「え?……あ!わぁ〜!!」
その言葉に俯いていた顔を上げると、その先にはキラキラと輝く星が夜空一面に広がっていた。
思わず足を止めて見惚れていると、ジェイクが繋いでいるのとは逆の手で私の肩掛けを直しながら言葉を続ける。
「今夜はね、星が特に綺麗に見える日なんだって。モニカと一緒に見たくてさ」
そう言った彼に目を向けると、夜の薄暗闇でも分かるくらいに真っ赤な顔。
照れ屋の癖にいつも頑張って私の前では格好良く在ろうとするジェイク。
そんな彼がなんだか可愛くて、私は思わずふふっと笑った。