ひとり戦場に行く君へ
ひとり戦場に行く君へ




平成×年8月6日



携帯から聞いたこともない音がした。



私だけじゃなくて家族全員。



不審に思って携帯を開いた。


そしたらすぐに目に入ってきた戦争開始の文字。



教科書で見たような、映画でドラマで見たような、本で読んだような、



今の世界とは無縁そうな、あの灰色が。



わたしたちの日常を壊しに来る音がした。









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