アラシ、時々、ハレ
プロローグ
──ピアスあけたらさ、
運命変わるっていうよね




あの時私は、ただ変わりたかった。
ちっぽけな自分の世界から抜け出して、違う自分になりたかったんだ。


だから


中学3年生の夏、左耳にひとつ、
ピアスをあけた。

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