【完】愛して...

私は、すぐかたつけようとした。

『ごめんなさい.....』

コップを近くのテーブルに置き、布巾を取りに行こうとした。

「あー、いいよ。」ニヤニヤ

父親は私の腕を掴み、引き留めた。
そして、

ダンッ

私を床に押し倒した。

私は訳がわからず困惑した顔で父親を見る。

「服、濡れちゃったね。風邪引いちゃうから脱ごうか。」

そう言って、私の服を脱がしにかかった。

その時私は父親が男の顔で私をみていることに気がついた。
そして、必死に抵抗した。

『やっ、やめて!いやっ!!』

「チッ..うるせぇな。」

バシッ 父親は私を殴った。

私は恐怖で体が震えて何もできずにいた。

「尊~。お前は可愛いなぁ。」 ハァハァ

欲にまみれた目で私を見つめ、父親の手は私の体を這う。

気持ち悪い。吐きそうだ。鳥肌か止まらない。

私は父親が自分に何をしてくるかなんて知らない年でもなかった。
これからされることなんて1つしかない。

それだけは嫌だ。私は勇気を振り絞り、抵抗する。

『やめてっ!!やめてってばっ!』

< 177 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop