【完】愛して...

「だ、よな...」
夜が動揺した顔で言う。

まぁ、俺も驚いたし、無理もない。

皆こいつが小学生の男の子だと思ってたんだからな。

「だからぁ、こんなに可愛いんだねぇ。」
雫が納得したように言う。

「.....」
奏はそんなに驚いてないようだ。


「こいつは愛されてこなかった。」

俺がそう言うと、皆は深刻な顔をして尊を見る。

こいつは愛ってもんを知らずに育った。
だから...
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