【完】愛して...
私が使ったのだから私が洗うのが道理。
そう思って、翠に告げたが、
「いえいえ。いくら個室の方の浴室とはいえ、尊一人では広すぎます。ここは甘えといてください。」
と、有無を言わさない笑顔付で翠は掃除し始めた。
う~む、今回は甘えよう。
『..ありがと.....』
私はお礼を言って、掃除に取り掛かる。
翠が浴槽、私は床をモップで洗う。
泡を流そうとシャワーの栓を捻る。
すると、間違って自分に被ってしまった。