【完】愛して...
あおたちは一体、何者なんだろうか。
私が満様の名前を出したとたんに皆の雰囲気が一瞬だけど変わった。
あおもこの刻印を知っていたし。
私は無意識に背中の刻印をなぞる。
考え事をしていた私。
すると、脱衣室の方から声が聞こえてくる。
「はやくっ!」
「はしゃぎすぎなんだよお前は。」
「だって、今日は柚子風呂なんだって!」
「はいはい。奏こいつのためにほんとありがとな。」
「...別に。大丈夫だ。」
「ちょっとぉ寒いんだけどぉ?入り口ではなさないでよぉ?」
「ごめんごめん!」
ガラガラガラガラ
あ、