【完】愛して...
だ、誰ですか!?
彼等との生活に慣れてきたある日の朝。
「絶対だよ!絶対にドア開けちゃダメだからね!」
「家から出るなよ。」
「知らない人が訪ねてきても無視してかまいません。」
「.....約束。」
「ちゃんと言い子にしててねぇ?冷蔵庫にはケーキ入ってるからぁ食べていいよぉ?」
「すぐに戻る。」
と、こんな感じの会話をかれこれ10回以上繰り返してます。
そんなに子供じゃないのに。
いつもは必ず誰か私と居たのだが、今日は絶対に外せない用事ができたようだ。
よって、私は此処に来て、初のお留守番!
ちょっと楽しみ...なのにこの男たちは心配しすぎだよ。
『...いってらっしゃい。』
とりあえず、強制的に外へ出す。
皆最後の最後まで注意してきた。
ふぅ。