【完】愛して...
「あいつら、こんなかわええ子を隠しとったんか。」
関西弁?
「あんまりはしゃぐなよ?碧に怒られる。」
あおたちを知ってるの?
『.....』
「そんなかっかせんといてや、仲よぅしよや。」
ほれほれ、と、手招きする金髪の男。
私を猫扱いするな。
誰が行くもんか。
「お前、きらわれてんじゃん。」
黒髪の男が笑う。
「そやなぁ。とりあえず自己紹介しましょか。」
そう言って、ソファーに座る。
私は一番離れたところで立ってみている。
「まぁ、ええか。わしは橘 椿いいます。よろしゅう。」
金髪の関西弁が橘さん。
「俺は坂井 翼だ。」
黒髪が、坂井さん
「飲み物用意しとくわ、座ってまっとってな。」
そう言って、キッチンへ向かっていく。