【完】愛して...
私と二人になった坂井さん。
「警戒心むき出しで、猫みたいだな。」
そう言って、笑う。
笑い方が何かあおに似てる?
私は不思議と警戒心をといて近づく。
グイッ
すると、私を抱き上げ膝に乗せる。
そして頭を撫でてくる。
き、気持ちいい
目を閉じて身を預ける。
「あぁ~、なんやもう仲良くなったん?ずるいわぁ。」
そう言って、金髪男が戻ってきた。
私の前に置かれるホットミルク
私の好きな飲み物だ。
コップを持って口をつける、
『...っ!』
あちっ!
「猫舌かいな?ホンマ猫やなぁ。」
うるさい。
これくらい飲める。
そう思って、ミルクを飲み干す。
ゴトンッ
ふぅ。
「あかんなぁ。見ず知らずの人が出したもん飲んだりして。何か入ってたらどないするん?」
橘さんがニタニタ笑いながら言う。
え、