【完】愛して...
そして、私をぬいぐるみごと抱き上げ、ベッドの上に座る。
私は橘さんの膝の上だ。
「触ってほしいんやろ? 我慢せんと、触ってやるさかい。」
そう言って、私の背中に指をたて、上から下へゆっくりとおろしていく。
『~~~っ!...ふぇっ』
泣きそうだ....
「そやそや。楽になり?」
首もとに息を吹き掛けながらそう言う橘さん。
それさえにも反応してしまう私の体。
「猫のパジャマに着替えたん?着替えんでも良かったのになぁ」
そう言って、パジャマのフードを取って前のファスナーを下に下げる。
ジジジジジ
「うなじにもついとったけど、此処にもいっぱいついてはりますな、キスマーク。」
私の胸元に散りばめられているキスマーク一つ一つに指を軽くあてがう。