【完】愛して...


すると、耳の付け根に坂井さんの指があたった。

『っ!...にゃあっ!』

耳もダメなのか.....


私は坂井さんの手を取り、頬っぺたに持っていく。
そしてその手に頬をすりよせる。

「!!!.....可愛すぎるわこれ。」

ポツリ、坂井さんが呟く。

「せやなぁ。悩殺もんやわこれ。」

橘さんも共感したように頷いている。

「どないする?達さすんか?」

坂井さんに聞いている。

「あー。どうすっかなぁ。」

悩んでいる声を上げる坂井さん。


うぅ~、辛い
体の火照りがおさまらない。


「とりあえず、現状維持だな。それと、これいつまで続くんだ?」

私の頬っぺたを優しく撫でて、橘さんに問う坂井さん。



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