【完】愛して...

「全員で、とランさんは言ったんですよね?」

そうだ。
翠の言う通り、親父は全員で来いと言ってきた。

「あぁ。命令だとよ。」

「!そんなぁ。」

依がガックシしたように項垂れる。

「それにしても...」

翠が何かを考えるように動きを止める。

「親父がこんなことを言うのは何かある。」

俺は翠の考えていると思われることを口に出す。

< 339 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop