悪魔の囁きは溺愛の始まり
「う~ん、ハワイって感じだね。」

「うんうん。」

「取りあえず、コンドミニアムに行こうか。」

「「うん。」」


空港からコンドミニアムに移動する。

私はハワイの生活で困らない位の英会話は出来る。だって大好きなハワイで楽しみたいし、目標があれば頑張れるモノだ。


「折角だから海?」

「のんびりしたいし、海がいいかもね。」

「ハワイのビーチか。楽しみだね。」


タクシーの中で満面の笑みを見せる二人にハワイにして良かったと思う。

外の景色を見ていれば、見覚えのある景色になってくる。

実は今回宿泊するコンドミニアムの部屋は代々青山家が別荘として使っている処だ。

ハワイ旅行の話をしたら、誰も使ってないから使っていいと両親に言われて決めた。

コンドミニアムに到着すれば、広い室内に満足気な二人がいた。


「花、やっぱりお嬢様なんだ。」

「だね。こんな広い部屋。」


驚く二人と荷物を片付けて、ビーチへと向かうことにした。
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