悪魔の囁きは溺愛の始まり
別に盗聴とかされてないし。
何が気になるの?
「盗聴とかじゃないから。ただ心理的な問題だ。」
「なら任せるよ。」
「ああ。」
すっかり気分はハワイ旅行だ。
楽しみで仕方ない。
妄想がどんどん膨らんでいく。
ソファーから立ち上がった瞬間、腰に腕を回されて止められた。
蒼大さんを見下ろせば、腰に抱きつく姿が目に入る。
チラリと時計の針を見た。
「遅くなるよ、蒼大さん。」
「チッ………、早く一緒に暮らしたい。」
「一段落したらって話でしょ。」
「ほぼ完成してるだろ?」
「してる。だけどマリンの意向と合ってるかは分からないから。」
「合ってる。一花のセンスなら………。」
「春馬さんの意見もあるから。」
結局、私の部屋から帰る時は、いつも仕事の話になっている。
私の腰を強く引き、ソファーへ座らせた蒼大さんの顔が近づいてきた。
帰りのキスだ。
別れを惜しむように何度も重なる。
何が気になるの?
「盗聴とかじゃないから。ただ心理的な問題だ。」
「なら任せるよ。」
「ああ。」
すっかり気分はハワイ旅行だ。
楽しみで仕方ない。
妄想がどんどん膨らんでいく。
ソファーから立ち上がった瞬間、腰に腕を回されて止められた。
蒼大さんを見下ろせば、腰に抱きつく姿が目に入る。
チラリと時計の針を見た。
「遅くなるよ、蒼大さん。」
「チッ………、早く一緒に暮らしたい。」
「一段落したらって話でしょ。」
「ほぼ完成してるだろ?」
「してる。だけどマリンの意向と合ってるかは分からないから。」
「合ってる。一花のセンスなら………。」
「春馬さんの意見もあるから。」
結局、私の部屋から帰る時は、いつも仕事の話になっている。
私の腰を強く引き、ソファーへ座らせた蒼大さんの顔が近づいてきた。
帰りのキスだ。
別れを惜しむように何度も重なる。